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押さない、揉まない、引っ張らないって、本当にいいの?

身体の疲れをスッキリ解消する、リンパケアルームLead石田です。

 

リンパセルフケアに関するブログを書いています。

「リンパ」をケアするって聞くと

⇒リンパマッサージ

⇒リンパドレナージュ

という手法が一般的でしょうか。

 

この手法

・マッサージ

・ドレナージュ

の特徴は、

 

筋肉をモミモミ揉んだり、ぐっと押しながら、リンパ液をリンパ節に向かって流します。

押し流すから痛みが伴う事があります。


痛みを感じた身体はSOSを出す


包丁で指を切ったとき>

 

<テーブルの角に小指をぶつけた時>

 

など、痛みを感じた時を思い出してください。

 

『イタイっ!』

と思ったとき、身体はどうなりますか?

 

ぎゅっと身体を縮めて緊張しますよね。

 

 

筋肉には、強い衝撃を受けたり継続的な負荷がかかると、筋肉や骨を損傷から守るために反射的に収縮します。

これを伸張反射、または脊髄反射と呼ばれます。

筋肉を反射的に縮める、車のシートベルトのようにロックする機能があるんです。 

 

マッサージやリンパドレナージュを受けた時に「イタ気持ちいい」と感じると、

「痛み」に反応して反射が起こります。あなたの無意識の中で、身体が痛み回避のために

筋肉を緊張させてしまうんです。

 

だから、やってもらったその時はいいんだけど、すぐ痛みや疲労がでてきてしまう。

 

「イタ気持ちいのがいいの!」と思う方は、それでいいと思います。

 

ただ、あまりお勧めはできません。

辛い痛みや疲れを取りたいなら。


押さない、揉まない、引っ張らない


イタ気持ちいい刺激が、逆効果なら

「押さない、揉まない、引っ張らない」といった正反対のケアをすればいいのです。

 

それが、私がご案内している

「さとう式リンパケア」

歯科医師の佐藤青児先生が、顎関節症の治療として始めた事がきっかけで、

顎関節症が治るだけではなく、全身の不調が改善されています。


昔から言われる「手当て」


怪我をした時に「手当て」をします。

 

手を当てる

 

痛みのある患部に、手を当てて優しくさすりますよね。

 机の角に小指をぶつけた時、痛みに耐えながらさすりませんか?

 

「痛いの痛いの飛んでいけ~」

私も息子たちが小さい頃、そういって優しくなでていました。

  

押さない、揉まない、引っ張らない。

実は、昔から言われている「手当て」と同じなんです。

 

じゃあ、何で「イタ気持ちいい」マッサージが好まれるのか?

それは、脳内にエンドルフィンという物質が分泌されるから。

患部の原因が緩和されて楽になる・・・とは、ちょっと違います。


具体的にはどんなやり方なの?


実際、どのくらいの力加減で

押さずに、揉まずに、引っ張らずにケアすればいいのでしょうか?

 

それは、ティッシュペーパーを使った確認方法があります。

ティッシュペーパーが破けるくらい、手を押し付けて行うと

「押し過ぎ!力を入れ過ぎ!」です。

力加減、ぜひ試してみてください!


引っ張ってもいい時がある


「引っ張らない」

これは、ストレッチを意味しています。

ストレッチしなくても、リンパセルフケアで筋肉を柔らかくできる!と、さとう式リンパケアでは言っています。

 

ですが、これに関して私はちょっと反論しています。

ストレッチだけ・・・よりも。

リンパセルフケアだけ・・・よりも!

 

リンパセルフケア⇒ストレッチ⇒リンパセルフケア

 

この組み合わせ、とってもいいです!効果が高い!

 

リンパセルフケア筋肉がやわらかくなる柔らかくなった筋肉ストレッチしやすくなる

 

ストレッチで関節の動かせる範囲を広げたい方には、

 

リンパセルフケア⇒ストレッチ⇒リンパセルフケア

 

の順でケアするのがお勧めです。

これだけは、フィットネストレーナーとしての経験と、自らの実践で保証済みです!

ちなみに、「さとう式開脚ケア」は、まさにリンパセルフケアとストレッチの組み合わせです。

開脚できるようになりたい方は、やってみてくださいね!


皮膚に手を触れるだけで気持ちがいい


 

押したり揉んだりするのが当たり前だったボディケア。

 

押さない、揉まない、引っ張らないケアは、真逆のケア。

 

皮膚に手を触れるだけで、気持ちがいい。

 

そんなリンパセルフケアを、ぜひお試しください!