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肩こりさんが見落としがちな、腕のケア

身体の疲れをスッキリ解消する、リンパケアルームLead石田です。

 

カチカチの肩の筋肉。

「肩がこるな・・・」

と思ったとき、ほとんどの方は

「肩をもむ」

と思います。

それで治ったこと、ありますか?

 

私は揉んで揉まれて、肩こりが治ったことは・・・ありません。

このブログを読んでいる方には、もしかしたら治った方がいるかもしれません。

または、良くなっても、またすぐに痛くなる、という感じでしょうか?


痛みの原因と結果


痛みの原因と結果

 

よく例えられるのは「雨漏り」

 

床が水で濡れている。

だから床を拭いてみる。

拭いても拭いても、水がしたたり落ちてくる。

水で濡れた床は「結果」であり、「原因である屋根の穴」をふさがない限り、床は濡れたままである。

 

痛みの結果ばかり見て、その痛みの原因を何もしなければ、痛いままである。

 

では、肩こりの「原因」と「結果」は?

 

その前に、肩こり筋肉を見てみましょう。


僧帽筋、三角筋後部


肩がこる時に痛む場所、筋肉のイラストで何となくお分かりいただけますか?

僧帽筋(そうぼうきん)や菱形筋(りょうけいきん)といった「重い頭を支える筋肉」が痛くなるわけですが、過度に緊張して痛む・・・というよりは、頭の重さや他の部位の筋肉に「引っ張られて痛い」、と言った方が正解です。

 

パソコンやスマホを見ている時って、頭が下に下がってうつむきますよね。

僧帽筋や菱形筋が、うつむいて下がる重い頭に引っ張られ、そして支えている。

それが長時間続けば、それだけ筋肉が引っ張られて痛みが起こってしまう。

 

だから、僧帽筋や菱形筋の痛みは「結果として痛みが起こっている」

 

じゃあ、重い頭が下がった時に緊張している筋肉(原因)はどこなの?

 

上の二つの写真を見てください!

 

背中が丸い・・・こんな姿勢でパソコンやスマホを使っていませんか?

 

この姿勢で重い頭を筋収縮する事で支えているのは

 

胸と腕!!!

 

背中を丸めるのは、胸の筋肉をグッと縮めることで丸まります。。

そして見落としがちなのが、「腕!」です。

スマホを持つ腕、パソコンに置かれた腕・・・

両方とも、肘を曲げて力こぶの筋肉を使っていますよね!

 

そんなの、意識したことなかった!という声、多いんです。

 

肩こりの原因は、腕の「力こぶ」胸の「大胸筋」その二つを支える肩の「三角筋前側」

これらの縮む力が強くなり、身体の後ろ側の僧帽筋(そうぼうきん)や菱形筋(りょうけいきん)が頭の重さも加わり引っ張られてしまう。

過剰に引っ張られて姿勢を維持できなくなり、結果、痛みとして現れる。

 

わぁ。

 

特に腕のケアを見落とす方が多いです。

 

マッサージをしても肩こりが治りにくい、腕が痺れる・・・なんて時は胸と腕のケアをお忘れなく!!

私の腕ケア。肩こりを感じて頭痛が起こりそうな予感がしたら、必ずつけるセルフケアグッズ。参考までに掲載。
私の腕ケア。肩こりを感じて頭痛が起こりそうな予感がしたら、必ずつけるセルフケアグッズ。参考までに掲載。

どんなリンパセルフケアがいいの?


では、どんなリンパセルフケアの手技をしたらいいでしょうか?

 

それば、頭痛改善のケアとほぼ同じです。

 

<例>

・耳たぶまわし

・腕回し

・フェイシャル5ライン(首を念入りに)

・片手バンザイ

・バストアップ

・胸と腕のファシアケア(※ファシアケアはマスター養成講座にてレクチャーしています)

 

バストアップは腕のケアが入っていますから、必ずやってみましょう!

肩こりには、胸と腕の筋肉の緊張を取ってあげる事が、何よりのキーポイントです!

ぜひお試しくださいね!